愛媛県砥部町岩谷と同町万年を結ぶ国道379号の岩谷バイパス(5.8キロ)が18日、全線開通した。同国道の県管理区間約41キロが2車線となり、円滑で安全な走行環境の確保が期待される。
 県によると、岩谷バイパスは1989年に事業着手。これまでに約5.5キロが供用されており、18日に砥部町川登の銚子大橋を含む0.3キロが開通した。総事業費は約155億円。
 国道379号は松山市が起点で、砥部町を経て内子町で国道56号に接続する約54キロの幹線道路。岩谷バイパスの開通で、走行距離は約0.7キロ短くなり走行時間は約12分短縮される。内子東バイパス(5.4キロ、2010年度全線供用開始)と合わせると距離は約2割、時間は6割ほど短くなり、離合困難な場所や防災危険箇所が解消され、1次緊急輸送道路としての機能などが期待されるという。